オーディオの最終回答 KEF LS60 Wireless その2 |

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2022年 12月 16日
2022/12/16
この感動をどう伝えればいいのか、これまでイノウエスピーカーでしか聴けなかった音が、LS60 Wirelessから出ている。それは、ねいろにおけるコントラストの鮮やかさである。例えば、弦楽器と金管楽器が同時に鳴るとき、弦楽器はソフトドームツイーターから、金管楽器は大型ホーンから鳴るような音が一つのスピーカーから出ているのだ。 これに加えて、吹く、擦る、叩く、など奏者の動きが眼前に現れるので、いかにもナマ音らしい音になる。スピーカーの理想を追求していくと、同じ音になるのは極めて興味深い。 イノウエスピーカーとKEF LS60 Wireless この音は、物理的に正しい構造がもたらす効果である。KEFの理念がLS60 Wirelessでようやく結実したのである。 ![]() 3ウエイでも、素材を統一し、デジタルチャンデバを使ったマルチアンプ構成を採り、位相補正をやれば、シングルコーンと同じ特性になる。 LS60 Wirelessは4発のウーファーなので、25cm級フルレンジの誕生である LS60 Wirelessの基本構造を以下に示すが、物凄い事をやったものだと感心する。まさに唯一無二、オーディオの未来を切り開く基準器である。 ・ツイーター、スコーカー、ウーファーが同一素材 ・内蔵された専用マルチアンプ ・デジタルチャンデバによるクロスオーバー ・LCネットワークを持たない ・位相補正機能 ・周波数特性 26~36KHz ・対向ウーファーによるエンクロージャー無振動化 ・音源のハイレゾ化 24bit/192Hz ・逆相音を減衰させるMAT技術 ←これが凄く重要 これだけの技術を織り込んでペア88万円は、安すぎると思う。 価格破壊ではないのか? #
by xsmhp160
| 2022-12-16 08:49
| ステレオの使いこなし
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2022年 11月 28日
2022/11/28 LS60 Wirelessはステレオの理想を具現化した製品である。その概要はKEFのホームページに書かれているが、一番気になるLCネットワークの有無について記載が無いのでカスタマーサービスに聞いてみた。予想どおり以下の回答だった。 「 LS60 Wirelessでは、一般的なスピーカーとは異なり、内部に配備されたデジタルプリアンプ内のデジタルチャンネルデバイダーによりデジタル音声信号を各ユニット(高音、中音、低音)ごとに分岐されます。その後、各ユニットごとに分岐されたデジタル信号を専用DACを使用しデジタル/アナログ返還を行い、高音部(ABクラス100w)、中音部(Dクラス100w)、低音部(Dクラス500w)専用パワーアンプに、伝送される方式となりますので、LCネットワーク自体を採用していない方式となります 」 この回答をもって、試聴無しで購入。音が悪い理由が見当たらない。 LS60 Wirelessは、マルチスピーカー、マルチアンプ、DAC内蔵の、家庭用のオーディオスピーカーである。もうスピーカーケーブルの ”音の焦点” で悩むことは無いのだ。たとえウン百万のスピーカーでもケーブルが不適切なら3万円のシスコンにも負ける。そんな悲惨な目にもう合わなくてもいい、音がイマイチのときに疑心暗鬼にならなくていい、LS60 Wirelessは誰がどう使っても88万円の音が保証される。金額に釣り合った音には絶対にならないのがオーディオの常識だったが、これは違う、オーディオ製品の革命である。 また、マルチアンプを遣った人なら分かるだろうが、各ユニットの位相とねいろを揃える事は、一生かかっても不可能である。しかし、メーカならそれを可能にする、それが今ここにある。 さて、LS60 Wireless どんな音なのか。 これまで聞いたスピーカーでLS60 Wirelessに匹敵するのは、Feastrex 13cm励磁、Vib LaboratoryのEvanui Signature、そしてイノウエKI 16cm、この3者だけである。LCネットワークスピーカーは音が濁っているので、何百万だろうがLS60 Wirelessと比較しうる土俵には居ない。性能の優劣ではなくカテゴリが違う製品なのだ。 試しにJBL 4367WXと比べてみたが、LS60 Wirelessに慣れた耳で4367WXを聞くと、耳に心地よく加飾された美音系スピーカーであって、生音とは大きく乖離していることが分る。小音量でも音痩せがないため、サロン風にゆったりと聞き流すには格好のアイテムである。 KEF LS60 Wireless JBL 4367wx (アンプ アキュC-2150、P-4500) 結論だが、菅野沖彦氏は、オーディオマニアを「レコード演奏家」であると評した。確かにスピーカーが不完全な時代では原音から著しく乖離した音でも肯定せざるを得ず、その言い訳としてレコード演奏家論が生れたのだが、LS60 Wirelessを得た今、もうその時代は終わった。 もう、僕らはレコードを演奏しなくても良いのだ。 演奏家は音楽ソースの中に居るのでそのまま、ありのままを出せばよい。LS60 Wirelessがそれを可能にしてくれた。そもそも、プロの演奏家の放った芸術をど素人の僕たちがデフォルメするなど音楽への冒涜行為、素人は引っ込んでろ、そういうことだ。 つかいこなしとしては、平行置きはダメであった。左右ウーファーが喧嘩するのか、低域が不明瞭になる。内振りにして壁に接近させると自然に鳴る。足は純正スパイク+オヤイデのINS-SPでゴージャスで自然なねいろが得られる。 イコライザー設定は以下となる。 ”位相補正” ONでサイドウーファーの不自然感は消える ウチとしては、LS60 Wirelessの導入に伴い、大幅な機器整理を計画している。単体として優れていてもシステムとして最高にならないなら持っている意味がない。 LS60 Wireless まさにオーディオ卒業にふさわしいモデルの登場である。 追加情報はコメントに順次記載する…… #
by xsmhp160
| 2022-11-28 10:58
| ステレオの使いこなし
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2022年 08月 24日
2022/9/3 フォルクスワーゲン ポロ Comfort-Lineの中古購入後、2000km走ったので、印象を記す。 ◆スタイル AWになってワイド&ローが強調され、スポーツカーっぽくなった。ドアのプレスラインがシャープ。6Rポロは端正で品が良いが、AWはダイナミック。どっちのスタイルも完成されている。 ジューシーなオレンジ色が鮮烈。内装色にもオレンジが使われてお洒落。2022年のマイナチェンジで、オレンジが廃止になったのは売れなかったから? オレンジを押した企画担当はクビなのだろう。 ところが2022年になって、世間ではオレンジが流行り出した。早すぎた色だったのだろう。 期待したけどフランス車のレベルに全然達しなかった。プジョー205/206、シトロエンAXのような、路面に吸い付く安定感が無い。 と思ったら速度域が違った。AWポロは140km/hを超えると路面との吸着感が出て160Km/hなら更に安定する。100km/hだとゲーセンのドライブシュミレーターみたい接地感が希薄である。かといっていつも140km/h超えで走る訳にもいかず、悩ましいところである。アウトバーンだとこの性能が必要だけど、日本には不向きな特性ではある。 ◆走行性能 発進には作法が必要。ブレーキを離すと、DCTがクラッチをつなぎ、疑似クリープが始まるまで0.5秒かかるが、そこまで待ってからアクセルを踏むのがコツ。ここでメカニズムを理解しないままに、無頓着な発進を繰り返せば、乾式クラッチは直ぐに壊れる。ポロのオーナーで早期にジャダーが出るケースはまさにこれ。トルコンATとCVTとDCTの違いを知らない人はDCT車に乗ったらダメ、どんな機械にも最低限の使い方や作法があって、知らずに使えば性能を発揮出来ないばかりか、メカを壊すハメになる。生活家電でも基本的には同じである。 坂道発進は更に難しい。傾斜によりクリープする時としない時があり、この判定まで1〜2秒待たされた挙句に、しないと分かった時には、後続車が苛ついているので、つい強めにアクセル踏んで、ドンッ、と急発進になってしまう。 また、ギア比が日本の低速走行に合わないので気持ち悪い。60キロ以下の定速走行ではエンジン回転数は1200〜1500rpm、ここでアクセルを踏むとエンジンが苦しがって室内に低周波が籠もる。(ドドド音) これを避けるには、Sモードへ切り替えるか、マニュアルで一段落とせば良いが、いちいちやってられないので、そのままそぉーっとアクセルを踏んでドドド音を最小にしつつ、じわじわ加速することが多い。 このように、混んだ市街地でポロを運転するのはかなり面倒臭いが、そっとアクセルを踏むクセがつくので運転が丁寧になり、結果として安全運転に繋がるのは悪くはない。 郊外へ出れば印象は好転する。ゼロ発進から2速3速で引っ張って一気に60キロまで加速してあとは7速で巡行すればよい。速度が60キロを超えると、ドドド音の頻度が減って俄然使いやすくなる。本来、こうした加速パターンで使うべきクルマなのだろう。ETCゲートからフル加速する時や、ジャンクションでの合流など、エンジンパワーを使い切る状況ではエンジンは生まれ変わったように活気付いて、シューンと快音を発し、一瞬で前の車に追いついてしまう。999ccとしては望外の加速性能であり、これ以上のパワーは全く不要である。 余談だけど、ヨーロッパ大陸では、アウトバーンは速度無制限だし、片側一車線の一般路でも追い越しは普通に可能、だから高性能車ほど目的地へ早く着ける。200キロ以上での巡航を可能にする “GTI” の存在意義は正にそこにあり、お金で時間が買える仕組みだ。 一方で、一瞬の刹那的加速に免許を賭けたり、見栄やステイタスで “GTI” が買われる日本って、価値観が根本的に歪んでいる。自動車評論家やディーラーの営業マンはその辺の事情を正しく理解して、ユーザーに伝える義務があると思う。 話が逸れたが、 高速道路での振る舞いは、まさに水を得た魚で、乗り心地、静粛性、安定性の良さが際立つ。市街地と高速道路のギャップが大きいだけに、高速の気持ちよさは格別である。120km/hを超えてからの加速と安定性は「この性能でリッターカーか!!」と、感動で涙が出る。 以上のとおり、DCTにはデメリットもあるが、マニュアル車と同じダイレクト感は何物にも代えがたい。一度この感覚を体験したら、もうトルコンATやCVTには戻れない。スポーツカーでもない大衆車にこれを搭載しているVWって凄い会社だ。 ◆乗り心地 ドアを閉めた瞬間からタダモノではない凄みを感じる。高い密閉度とボディ剛性が作り出す静寂はドイツ車特有のモノ。ポロのような大衆車でも一切手抜き無しである。走り出せば、駆動系のフリクションが小さく、ウルトラスムース。CVTのように何かを引きずるような感覚は皆無、タイヤが単体で回転しているかのような空走感がある。 揺れの心地よさはフランス車には及ばないが、車体の上下動は穏やかで上質、カムリクラスのどっしり感がある。フロアが強固なのでショックアブソーバが繊細に動くし、それがちゃんと乗員に伝わる。 走る曲がる止まる一連の挙動が、無振動で低フリクション。この高い洗練性は岩のようなボディ剛性があってこそ成立するのだろう。快適を創り出す手法が日本車とは根本的に違うようだ。欧州車は日本車より20年進んでいると言われるが、正にその通りだと思う。 ここで、コンフォートラインはタイヤが 185/65R15 なので鋭い突き上げは皆無。 文字通り乗り心地は 極上の “Comfort “ である。 スペアタイヤを積むと、ふわり感が出て更に乗り心地は良くなる。 ところで「福野礼一郎クルマ評論3」でAWポロが滅多切りにされている。数あるクルマ批評の中でここまで酷いのは見たことがない。グレードはハイラインで、タイヤサイズは195/55R16である。VW広報は何を血迷ってバランスの悪いクルマを提供したのか、謎である。解せないのは、185/65R15を履くコンフォートラインの試乗記がメディアに存在しない事である。 ちなみに、2022年のマイナチェンジ版のタイヤサイズは下記となる。 ・Active…185/65R15 ・Style…195/55R16 ・R-Line…215/45R17 買うなら迷わずActive一択である。R-Lineについて、メーカーにこのような設定をさせてしまうユーザ志向は是非とも根絶したいものだ。なんでわざわざ改悪するのか? 理解に苦しむ。 ◆総評 AWポロの魅力は999cc3気筒エンジンと7速DCT。設計コンセプトとしてIQの高さは世界一。ボディが大きくなったのに排気量を下げて操縦は難しくなったが、最先端の快適性を享受できるのだから、ユーザー側も努力を惜しんではいけない。実際、アクセルワークに気を使えばこのエンジンは素晴らしい。1.2tのボディを過不足なく加速させるだけでなく、シルキーな回転フィールは4気筒より好ましい。 加えて、高剛性ボディによる静寂な室内と滑るような走行感覚。腿から膝までをしっかり支える前後方向に長いシート。ピタリと決まるシートポジション。低く身構えた安定感のあるシルエット。イタリア車を彷彿とさせる粋な加飾パネル、スッキリと直線基調のシンプルなダッシュボード、ツマミやスイッチ類の節度ある感触、黒地に白文字のトラディショナルなメーター類など、クルマはこうあって欲しいと願う、その全てが細部まで高次元で達成されている奇跡のクルマ。このクラスでは、間違いなく世界ナンバー1の完成度である。但し、185/65R15を履くモデルに限られるが。 VWはポロを “プレミアムコンパクト” と呼んでいるが、それは紛れも無い、“小さな高級車“ だった。老後のクルマとして身分不相応に贅沢だが、贅沢に見えないところが嬉しい。 最後に、クルマ選びの極意とは、2つの排気量があったら、迷わず小さい方を採ること。今回もそれは正しかった。 余談だが、先日亡くなった自動車評論家の三本和彦氏の愛車は、6Rポロであった。目の肥えた達人と同じ選択ができて鼻高々である。 ◆付録 ポロの純正オーディオの音 BluetoothとSDカードでは音バランスが違うので注意。Bluetoothでは低音を+7、高域を+2で聴いている。SDカードでは低音を+7、高域を+0でバランスする。驚くほど良い音。スーパーウーファー並みに低音は豊かだし、明瞭度を上げ、硬質感が出る一歩手前で絶妙の艶を出している。下手な家庭用オーディオより遥かに高音質である。ポロでスピーカー交換の例を見るが、交換する意味がさっぱり分からない。 #
by xsmhp160
| 2022-08-24 13:13
| クルマ
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2022年 08月 13日
2022/8/15 昨今のダッシュパネルの中で、稀にみる洗練されたデザイン ダッシュパネル全体を高くして、ディスプレーを融合させている。 マツダさん 見習って。 試乗なしで購入。試乗不要な理由は、ポロComfort-lineのタイヤサイズである。今どきの輸入車で185/65/15は珍しい。このタイヤで乗り心地が悪いワケがない。インターネット上のポロ試乗記は195/55/16を履く上級グレードばかり、そりゃゴツゴツするわ、アタリマエだ。 と、ここまではスムースにきたが、ボディ色で嫁からストップがかかった。僕はブルーを買おうとしていたが、青はダメとのこと。何故?と問うのは意味がない、ダメなものはダメなのだ。 で、嫁が選んだのはオレンジだった。まさかのオレンジ! 還暦を過ぎたジジイの感性では絶対に選ばない色。しかし内装を見て納得した。オレンジとブルーはダッシュバネルも同色になるのだが、ブルーだと冷たい感じ、オレンジだと溌剌とした感じになる。室内の空気が変わって、まるで気分はイタリア車なのだ。 かくして、人生最後のクルマ選びは、妥協無し、悔いなし、100点満点となった。 グレード:2019年式 Comfort-Line VW認定中古 走行距離:7000Km 装備 :純正ナビ、スマホ対応純正ドライブレコーダー、ETC2.0 安全装備:アクティブ・クルーズコントール 保証 :2年 支払い総額 210万円(新車時 350万円) #
by xsmhp160
| 2022-08-13 10:22
| クルマ
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2022年 08月 13日
2022/8/14 この1ヶ月、シトロエンディーラーへ商談予約を入れてはキャンセルしている自分が居る。C3の乗り心地が最高なのは分かっている。クルマは機能で選べと言ってるのはKENZOよ、おまえ自身だろ? だったら迷うことはない。つべこべ言わずに買え買えと、耳元で僕が僕自身に囁いている。 しかし、どうしても踏ん切りがつかないのだ。この葛藤のワケはC3のスタイルである。エメラルドの内装はおしゃれだし、2トーンのルーフも問題ない。しかし、ふざけてるとしか思えないトアのパッチと、異星人なフロントマスク、クロス風ホィールアーチが気に食わない。このデザインは好評だそうだが、僕基準では日産jukeに通じる不気味さがある。旧C3やAXの典雅なデザインが愛おしい。 エメラルドシート 世は猫も杓子もクロスオーバー、僕はこの風潮に怒っている変態ジジイだ。曰く、オフロードを走るクルマは、地上最低高を稼ぐため必然的にあのスタイルになっているのであって、フラットな舗装路しか走らないのに、デザインだけを真似て何が楽しいのかさっぱり分からない。 乗り心地と高速安定性に関し、C3がこのクラスで最高なのは分かっている。しかし、残念なことに、僕の思考回路は流行に乗って嗜好が変わるような柔軟性を持っていない。だからC3を買うことは出来ないのである。もし、買ってしまったら、自己矛盾から精神崩壊を起こすだろう。というワケで、C3は書類選考で落選。 #
by xsmhp160
| 2022-08-13 10:03
| クルマ
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