人気ブログランキング |

イノウエスピーカー専用 真空管アンプの購入 その5

20206/21

米国からの引っ越し荷物が届いたので、804D3に続き、イノウエシステムを設置した。アンプショップ ミズナガ製、イノウエ真空管アンプレプリカと、オリジナルイノウエシステムの組み合わせは今回が初である。

イノウエスピーカーには、様々なエンクロージャーがあるが、最も音が良いのは、この木目箱であって、井上先代社長の遺作である。

イノウエスピーカー専用 真空管アンプの購入 その5_e0410022_11050972.jpg

スピーカー位置は決まっている。側面壁から80cm、背面壁から60cm、左右間隔111cm
イノウエスピーカー専用 真空管アンプの購入 その5_e0410022_11055221.jpg



イノウエシステム一式はこの位置に仮置する。都合上、ラックの足はキャスターである。


イノウエスピーカー専用 真空管アンプの購入 その5_e0410022_11132339.jpg


イノウエシステム一式、上から順番に
最上部:アンプショップミズナガ製 イノウエ真空管アンプレプリカ
2段め:バクーンプロダクト製 PRE-7610改 イノウエ工房製 特注電源搭載
3段目:マランツ SA-7001
4段目:プリとパワーアンプの電源部

イノウエスピーカー専用 真空管アンプの購入 その5_e0410022_11052986.jpg


イノウエスピーカー専用 真空管アンプの購入 その5_e0410022_11061754.jpg




さて、ミズナガ製 レプリカで鳴らす、オリジナルイノウエシステムの音だけど、この30年、こんな良い音は聴いた事がない。

プリアンプとCDプレーヤーは3ヶ月以上使ってないし、レプリカも1ヶ月使っていない。ラックの足はキャスターである。しかし、鳴って数秒で、”一般ステレオとは違う、別の何か” である事がわかる。慣らし運転とか、機器の馴染みとか、ラックの足とか、その程度の事は、性能発揮を全く阻害しない。音は太く、力強く、輝いている。

音の飛びはJBL 4367WXより完全に勝っているし、ねいろの自然さは比較し得るライバルは居ない。804D3であれぼど苦労した定在波は全く感じない。どのジャンル、どの年代でも、そのCDが持つ最高のパフォーマンスがあっさりと鳴ってしまう。イノウエシステムで鳴らす限りにおいて、音の悪いCDなど一枚も存在しない。

加えて、65db程度の小音でも、低音も高音も全く痩せることなく、ふつーに聞こえる。4367WXの項で、小音量再生において、4367がイノウエより優れると書いたが、撤回する。

それにしても、弦の艶やかさ、金属の硬質感、木質感、声の肉質感、ピアノタッチの自然さ、それぞれのコントラストの素晴らしさはどうだ。歌においては、その歌手本人にしか分からない技巧まで鳴っている(と思う)。また、楽器を演奏する上での人の動作、引っ掻く、振る、叩く、吹く、などが、聞こえるというより、見えるに近い鳴り方をする。

そこにあるのは、定位とかSNとか空間表現みたいな “逃げのオーディオ性能” ではない。正真正銘、ナマ音再生に真正面から切り込んだ音である。(注1)

言い方を変えると、低音とか、高音とか、ダイナミックレンジとか、ハードの性能は、良くて当たり前、出来て当たり前であって、イノウエが目指すところは、もっとその先にある、音楽の感動を鷲掴みにする性能である。

さて、イノウエシステムの唯一のネックは、真空管アンプの不安定さ、故障の多さだったが、アンプショップミズナガ製レプリカを得た今、その心配も払拭された。

ここ10年余、イノウエの代替となるステレオを探してきたが、そんなモノは無い、これが結論である。



◇注1)
 オーディオ見識者の中に、ナマ音再生は不可能であると断定する人達が居る。無理もない。何故なら、彼らの知る範囲のステレオ機材は、ナマ音再生を諦めてしまっているからだ。その意思がなければ、達成できないのも道理。しかし、イノウエは違う。原音再生に不可欠な構造を採った上で、原音再生だけではナマ音再生に成らないのを知っていて、生音らしく聞こえるように、ねいろを創作しているのである。

大事な事なので、繰り返して書くが、ナマ音再生への第一ステップは原音再生である。原音再生を可能にする条件は以下の三項目である。

①分割振動しないフルレンジで、可聴帯域 全域を再生
② ①を可能にするアンプとして、定電力アンプを使う。
③逆相音を漏らさず、正相音だけを抽出する。

ナマ音再生の手順として、原音再生が先で、次にねいろの創作がある。
ねいろの創作=Good Reproductionの考え方は、瀬川冬樹氏の「良い音とは、良いスピーカーとは」に詳細が記載されているので、説明は省く。

イノウエスピーカー専用 真空管アンプの購入 その5_e0410022_20402953.jpg






Commented by NIIGATA-KIKI at 2020-06-22 18:30
Kenzoさん こんにちは

<ここ10年余、イノウエの代替となるステレオを探してきたが、そんなモノは無い、これが結論である。

この言葉こそ、イノウエを表現するにふさわしいと感じました。
私は別のシステムとしてAVANC DANA+エルサウンドアンプでも聴いています。
良い音になったな、イノウエに近づいたのかも。
そう思い、イノウエを聴くとあらら、全く違う、別格、正に音楽、正に生音再生だなと感じます。

使える部屋が狭く、またKenzoさんのやらないようなことばかりやっていますが、
イノウエシステムの本領発揮を目指してみます。
Commented by xsmhp160 at 2020-06-24 10:22
> NIIGATA-KIKIさん
 >イノウエシステムの本領発揮
  
 ご存知かとおもいますが、本領発揮させるための作法を書いておきます。

 ①真空管パワーアンプをベストな状態に保つ
 ②バクーンプロダクト製のプリアンプを使う 
 ③スピーカースタンドはT-TOPを使う
 ④スピーカーケーブルは2sq以上の太いものを使う
 ⑤スピーカーは左右間隔を狭く、平行置きする
 ⑥トランジェントの良いCDプレーヤーを使う

 以上①~⑥のどれが欠けても、本領発揮しません。

 
by xsmhp160 | 2020-06-22 11:11 | イノウエスピーカー | Comments(2)

正しい音で音楽を聴く


by Kenzo
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る