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イノウエスピーカーの歴史 ミズホオーディオ その1

2021/7/9

ネット上に、イノウエスピーカー関連の記事を見つけたので、リンクを貼り、背景を補足する。

ミズホオーディオ ↓


1990年頃、本文に書かれているミズホオーディオは、イノウエスピーカーの代理店として、イノウエ16cmを売ってはいたが、ラインナップとしては、FE103やFE127のコーンを補強した、ミズホオーディオのオリジナルスピーカーがメイン商品だった。

コーン補強のやり方としては、フェルトをクサビ形状に切り、直火で炙って炭化させ、、これをコーンの裏側から木工用ボンドで貼ったモノである。これだけで、オリジナルのFE103から、30cmウーファー級の低音を実現、コーンの分割振動がいかに非論理的で不効率なのかを証明していた。但し、この手法では高域を共振で出すので、イノウエ10cmのようなリアルな音は出なかった。

一方で、イノウエ16cmの音はどうだったかと言うと、ナマ音再生とは全然違う方向性に躾けられており、本家・井上デンキ店の音とは似ても似つかない、ゆるふーんとした音であった。銀リッツ線を絹糸で巻いたスピーカーケーブルや、怪しげなピラミッド・パワーもどきの貼りモノなど、オカルトっぽいアイテム等も常用しており、その志向の違いにより、社長同士の仲がこじれて、ミズホオーディオは、イノウエスピーカーの代理店から離脱した。

リンク本文中で、16cmの音がイマイチと書かれているが、そのとおりで、KENZOもそう感じていた。本文中で、音量を上げるとコーンの振幅限界が来ると書かれているが、これこそが、アンプがミスマッチの証なのである。定電力アンプを使えばコーンは余分な振幅をしないからだ。ミズホオーディオは、イノウエスピーカーの特性を全然分かっていなかったのである。代理店失格となるのも無理もない。


その頃、本家・井上デンキ店では、定電力アンプやエンクロージャーを進化させ、常識では考えられない力強い音を出していた。井上健三氏は、僕らに「ステレオの再生で、もっとも重要なのは、勢いの良さだ。力感、これが何よりも大事だ」繰り返し語ってくれた。Kenzoはその教えを今も忘れていない。

昨今では、ソウルノートのアンプやCDプレーヤーが人気だが、その志向は、30年も前に、井上健三氏が唱えていたのである。





Commented at 2021-07-10 10:52 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by xsmhp160 | 2021-07-09 16:04 | イノウエスピーカー | Comments(1)

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